雪に強い外壁!凍害に強いサイディングと寒冷地専用の塗料で対策

北海道や東北地方など雪の多い地域ならでは雪害・凍害対策についてまとめています。

雪に強い外壁であるために必要なこと

防水機能をもつ外壁材を選ぶ

雪害とは、雪が積もった際に外壁材の中にある水分が凍って体積が増えて膨らんだり、解けて水分に戻ったりを繰り返すことで外壁材が破損する現象をいいます。※凍害ともいう

このような雪害(凍害)を起こさないためには、防水性能の高い外壁材を使用して水分が外壁材の中に染み込むことを防ぐ必要があります。

防水性の高い塗料を使用する

外壁の内部の水分を凍結させないためには、防水効果のある弾性塗料が有効です。弾性都塗料は伸縮性が高いため、外壁にヒビが入ったとしても、ヒビが表面に表れにくく、水分が侵入するのを防ぐという特徴があります。

また、寒さから外壁を守る遮熱・断熱効果のある塗料という選択もあります。

 

外壁を雪から守るためには、外壁を雪に接触させないようにこまめに雪をどける作業も必要です。

凍害に強いサイディング

■金属サイディング

金属サイディングは表面材に鋼板を使用しているので吸水しないため、凍害が起こる可能性は少ないです。また、軽量なので雪が降っても外壁の表面が剥がれ落ちるということもありません。断熱性も高いので、寒冷地域では暖房費の節約にも繋がります。

樹脂サイディング

塩化ビニル樹脂でできた「樹脂サイディング」。水を吸わない素材なので、凍害の心配がありません。定期的な塗り替えもいらないのでコストパフォーマンスのよいです。

樹脂サイディングはアメリカやカナダではスタンダードな外壁材の1つです。日本でも寒冷地や海沿いの地域を中心として施工例が増えつつあります。

日本国内では樹脂系サイディングは取り扱いメーカーが少なく、施工できる業者も限られています。そのため、実績のあるリフォーム会社を探すのに手間取ることがあるかもしれません。

押し出し製法を採用した窯業系サイディング
窯業系サイディングは耐久性や耐火性に優れるという特徴を持っていますが、防水機能がないため凍害が起きやすく寒冷地での使用は不向きとされています。
しかし、押し出し製法を採用した窯業系サイディングであれば、基材内部に大小多数の微細な空隙が形成されるため、水分が凍結して膨張したときの圧力が吸収緩和され凍害を免れるため寒冷地や積雪地域も使用可能です。

寒冷地専用塗料

寒冷地域でも全国共通の塗料を使用する業者もいますが、寒冷地や積雪地域は凍害を無視できませんので、厳しい冬の寒さに塗料を使用すべきですし、そのような塗料を提案してくれる業者のほうが安心です。

■ガイナ

ガイナは株式会社日新産業が出している外壁用の塗料で、平成29年には「省エネ大賞」を受賞しています。断熱性が高く、暑い夏はもちろん、厳しい冬の寒さの中でも外部からの冷気を遮り室内の暖気を逃さないという性能を持っています。耐用年数も15年んと非常に長いです。

■キルコート

キルコートは遮熱効果や断熱効果に優れた塗料で、寒冷地に適した高性能を持っています。 また、弾力性にも富んでいるのでひび割れの防止にも効果的です。

外壁の雪害(凍害)に火災保険が適用される

火災保険は住宅火災の他にも、台風や暴風などの自然災害によって住宅が壊れた場合に保障を受けることができます。雪害(凍害)もまた自然災害に該当します。

ただし、火災保険の適用については保険会社の保険の内容によって異なるので、外壁の補修費用に火災保険を利用する際はまず加入している保険会社に対応しているかどうか確認してみてください。

まとめ

寒い地域では、外壁塗装を行うタイミングで雪害(凍害)の原因を取り除く対策を行うようにしてください。

現時点で凍害による劣化症状があるのであれば、被害状況を把握し早めに手を打つようにしましょう。劣化がひどくなリ外壁ダイブにまで劣化が進んでしまうと塗装だけでは済まなくなり高額なリフォーム経費がかかることになります。

凍害の状態を知るためには現地調査の段階で、経験豊富な外壁塗装の専門家に見てもらうことが大事です。

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凍害に関するご相談も外壁に関する専門アドバイザーが応じてくれるので心強いですよ。

 

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