外壁塗装をdiyで行うのは難しい!足場が必要な作業はプロでもきつい

この記事では、外壁塗装をDIYで行うことは素人には難しい作業であることを説明しています。

雨や風から家を守るという目的を持つ外壁塗装は、家具や部屋の壁を塗るのとは難易度が異なり危険性も伴うものですから、DIYで行うことはおすすめできません。

外壁塗装のDIYが難しい5つの理由

安全面で難しい

建物すべてを外壁塗装する場合は足場を組んで安全を確保してから行うことが大前提です。

2階建ての家屋の場合は、特に高所での作業となるため大変危険。足場を組まずはしごだけの高所作業は絶対にNGです。

しっかり足場を組んでの作業も不安定であるのに、はしごのみの作業では足を滑らせたり風でバランスを崩したりする可能性が更に大きくなります。

ご近所への配慮を徹底させなければいけない

ポツンと一軒家ならまだしも家が隣接している場合は、近隣への配慮が必要となります。

塗装を始める前の高圧洗浄で泥が隣の家に飛んだり、塗装ペイントがよその家の車を汚すといった不手際がないように注意しながら作業をしなければいけません。

正しい工程でやらなければ失敗する

作業工程は素人がやる場合も業者がやる場合も同じです。

外壁塗装の工程は次のとおりです。

【外壁塗装の工程】

  1. 足場の設置
  2. 外壁の洗浄
  3. 外壁の乾燥
  4. 下地処理
  5. 養生
  6. 下塗り
  7. 中塗り
  8. 上塗り
  9. 養生取り
  10. 足場の解体

この工程を正しく行わなければ耐久性に乏しい仕上がりとなってしまいます。そうなると、2~3年で塗り替えになるのでかえって労力と経費がかかります。

道具と材料を揃えるのに経費がかかる

DIYで外壁塗装を行えば人件費がかからず安くできそうですが、道具を揃えるとなると経費は莫迦になりません。

塗装に入る前に洗浄する必要がありますが、プロが使う高圧洗浄機を用意するとなるとそれなりにお金がかかります。

足場は10万~20万円でレンタルすることも可能ですが、作業が思うどおりに進まなければそれだけレンタル料もかさむ結果にもなります。

時間がかかる

外壁塗装はプロが行った場合でも14日位の日数が必要な作業です。これを素人がDIYで行った場合、この3倍位の日数がかかると考えたほうが良いでしょう。

仕事がある人は、週末や休みを利用しての作業となるため想定以上の時間がかかります。雨や曇り、天候に恵まれないとさらに長い日数がかかることを覚悟しなければいけません。

足場を組む作業はプロでも難しい

日本塗装工業会のデータ(平成17年)によるとプロが行う塗装工事中の死傷者777人のうち転落や墜落が原因の事故が553人にも上るとのこと。
これは、プロの職人でも足場を組んでの作業は危険を伴うということを意味しています。
それでもDIY で行わなければならないという事情があるならば、足場・ヘルメット・安全帯といった安全対策を確実におこなってから取り組むようにしてください。

DIYで行う大きなメリットは2つだけ

値段を抑えられる

正しい工程で上手に塗装ができれば、業者に依頼するよりも確実に安いです。

  • 業者依頼 70~100万円
  • DIY   25~40万円
でも、失敗しないで確実に完成させられる自信ありますか?

業者を探す煩わしさがない

詐欺まがいの悪い噂が耐えない外壁塗装の業界。その中から信頼できる業者を探して、綿密な打ち合わせをするというのは面倒なことです。
DIYだとそういった煩わしさがないので気が楽と言う面は確かにありますね。

悪徳業者が多いから依頼したくない!気持ちはわかる

外壁塗装は悪徳業者が多いというイメージが強い業界です。それはごまかしが効く施工内容であることが原因しています。

つまり、手抜き工事をしても素人目にはわからないということですね。

【手抜き工事の例】

  • 下塗り・中塗り・上塗りといった本来3回塗らなければいけない工程を2回だけで済まし、塗料の量を減らし利益を残す
  • 下地処理しないで塗装をする
  • 見積もりで提示したものよりも質の低い塗装を使う

こういった詐欺は業者に任せっきりになる共稼ぎの家や高齢者の家を狙って行われることが多いです。

悪徳業者を回避する3つのポイント

1.地元の塗装業者を選ぶ
悪質な業者は地元では悪さをしません。

地元で悪さをした場合すぐに噂が広まりその地域では仕事ができなくなるからです。

悪い噂のある業者はすぐに廃業となるので、地元で長く残ってる業者は優良である確率が高いです。

特に飛び込みで営業をかけてくる業者は要注意。

「モニター価格です。」 「本日契約すると割引する」などと言われた場合は辞めておいたほうが得策です。

2.業者の事務所を訪問してみる
実際に事務所に行ってみると信頼できる業者であることがわかります。

悪質な場合は事務所も資材置き場も持っていないこともあるからです。

特に、訪問されることを嫌がり住所を明らかにしていない場合は要注意です。

3.同一の条件で複数の業者の相見積もりを取る
外壁塗装を始めて行う場合は適正価格がわかりません。

実際の工事を始める前に見積もりを出してもらうのは当然のことですが、その際、複数の業者に見積もりを出してもらい比較するようにしてください。

相場より安すぎたりざっくりとした見積もりを提示してきた場合は、誠意のない業者である可能性が高いです。

まとめ

外壁塗装をする本来の目的は家の見栄えを良くするだけでなく、雨水や雪どけ水が家の内部に侵入することを防ぎ建材を守ることです。

そのため、適切な塗料を正しい手順で塗らなければ耐久性のある外壁塗装を実現することはできません。

そのためDIYでは難易度が高いとされているのです。

外壁塗装を成功させるためにも信頼できる優良な業者選びが大切です。

そのために力になってくれるのが一括見積りサービスです。

一括見積りができるサイトでは厳格な審査基準を通過した優良な業者のみが登録されています。

また、無料で複数の業者から見積もりを取ることもできますので比較検討が簡単にできます。

 

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見積もりをとってもらう際に、自然災害による外壁・屋根の破損であるかわかれば火災保険が適用される可能性があります。

ただし、無料で修理できますと断言する業者には注意してください。

 

火災保険申請方法についてはこちらをご参照ください。