かぼちゃに青カビが生えた時は問答無用で廃棄してください

かぼちゃに生えた青カビの対処法について説明しています。

かぼちゃに青カビが生えたら廃棄

かぼちゃなどの食品に生えるカビのほとんどは青カビです。
青カビは毒性の強い種類もあるので、青カビが発生したかぼちゃは食べないようにしてください。
青カビそのものは削ったり加熱をすれば消えてしまいますが、有害なカビ毒はかぼちゃに染み付いている危険性がありますので廃棄したほうが無難なのです。

その他のカビ

  • 白カビ
    白カビをほおって置くと青カビ(緑カビ)になります。家庭でできる白カビには強い発がん性物質があるとされます。青カビと同様カボチャに生えてきたら食べずに廃棄してください。
  • 黒カビ
    黒カビは湿気の多い風呂場やキッチン周りに発生するカビで、食品に生えるということはあまりないのですが、カボチャの保存状態によってはできてしまうこともあります。見た目は毒々しいですが、食中毒につながるカビ毒はなくまた熱に弱い性質をもつため黒カビの周りを大きく切り落としてしっかりと加熱殺菌すれば食べることは可能です。

かぼちゃのカビを食べちゃった!症状と対処法

症状

少量であれば症状がでないことがほとんどですが、

  • 健常者でも疲れやストレスで免疫が落ちている場合
  • 抵抗力の弱い高齢者
  • 乳幼児

などは、少量のカビでも重症化する危険性があるので注意が必要です。

症状が出るのは食後1~2時間ぐらい。吐き気や下痢などの症状などの異常を感じたらすぐに病院へ行きましょう。

対処法

明らかにカビを食べたという場合でも、少量であれば症状が出ることは殆どありませんのでまずは様子を見るようにしてください。

下痢症状は毒素を体外に排出する体の働きなので薬で止めてしまわないほうが良いでしょう。症状がひどい場合は病院へ。

吐き気や下痢などの症状がどんどんひどくなるという場合も、早急に受診してください。

かぼちゃのカビで舌がしびれることもあるのか?

かぼちゃを食べて舌がしびれる原因は、カビではなくククルビタシンの可能性が高いです。

カボチャはメロンやキュウリと同じウリ科です。ウリ科の植物には苦味成分であるククルビタシンが含まれていてこれが舌のしびれの原因となります。

カボチャには通常ククルビタシンは含まれていないのですが、自然交雑によってククルビタシンを持つカボチャができることもあります。

ククルビタシンも普通や下痢などの食中毒を起こすことが知られていますので、舌に違和感を感じるようでしたらそのカボチャは食べないほうが良いでしょう。

かぼちゃがカビやすいのは水分と糖分が豊富だから

水分や糖分を持つカボチャはカビにとってごちそうの宝庫です。これに20℃~30℃の環境が整えばカビはかんたんに生えてきます。

湿度の高い梅雨時は特に管理を怠らないように要注意です。

カボチャの保存方法

  • 常温保存
    まるごとのカボチャは常温保存できます。カボチャを新聞紙で包んで風通しの良い涼しい場所(10℃くらい)に置いておけます。その状態で1~2ヶ月は保存できます。
  • 冷蔵保存
    カットされたカボチャは冷蔵保存です。種がついている部分から傷み始めるので種とワタは取り除き、ラップを掛けて野菜室で保存してください。(保存の目安は1週間)
  • 冷凍保存
    スライスしたり切り分けたカボチャを生の状態で保存するには冷凍保存が良いでしょう。小分けにしてラップで包みジップロックなどに入れて冷凍します。(保存の目安は2週間)
  • 加熱後冷凍保存
    カットしたカボチャを長く保存したい時は加熱してから冷凍してください。料理に使いやすい大きさにカットし、下茹でなどで加熱処理をしたカボチャをラップで小分けしジップロックに入れて冷凍。(保存の目安は約1ヶ月)