外壁塗装の見積もりが安すぎる!疑うべき7つのからくり

外壁塗装の安すぎる見積もりにはそれなりの裏事情「からくり」があることを知っておいてください。安さにつられてい契約してしまうと質の低い工事をされて後悔の残る仕上がりになる可能性があるのです。本記事では安い見積もりに潜むからくりについてまとめています。

外壁塗装の見積もりが安すぎる時の7つのからくり

私たちが気付かないような塗装業者ならではの削減方法もありますが、代表的なからくりとして次の7つがあげられます。

  1. 塗料を薄めて材料費をカットしている
  2. グレードが低い塗料をつかっていいる
  3. 人件費を削減|乾燥時間が短い
  4. 人件費を削減|施工工程が少ない
  5. 人件費を削減|一人あたりの単価を下げる
  6. 単管足場で足場代をカットしている
  7. 後から追加費用を請求してくる

それぞれの項目についてに詳しく説明していきます。

塗料を薄めて材料費をカットしている

見積もりを安くするために、外激塗装工事で使われる塗料を必要以上に薄めて使用する可能性があります。

塗料には1㎡あたりで使用する塗料の量(基準塗布量)が決められているのに、それより薄めて作った塗料での外壁塗装では確実に失敗します。

塗料代を浮かすための行為ですが、薄められて塗装されていても塗装直後は素人目にわかりません。

安すぎる見積もりを提示されたら「この塗料一缶でどのくらいの範囲が塗装できますか?」と聞いてみるのも一つの確認方法です。

例)30坪の外壁塗装の場合:ダイヤモンドコート(塗料)であれば2缶~3.5缶が必要です。

グレードが低い塗料をつかっている。

安すぎる見積もりで塗装した場合、グレードの低い塗料を使っている可能性があります。

外壁塗装に使われる塗料のグレードの低い順に並べると次のとおりです。

アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素→無機

しかし、シリコン塗料の中にも耐久性のレベルがウレタンに近いものからフッ素に近いものまであるので、見積もりに書かれている塗料名とメーカー名から塗料の性能について調べるようにしてください。

見積もり書に塗料名やメーカー名そのものが記載されていない場合は、いくら安くても信頼できるものではないので却下です。

人件費を削減|乾燥時間が短い

外壁塗装の工期は平均10日ほどで、そこに屋根塗装も同時に行う場合は14日以上かかるものです。

塗装の工期が長い分、人件費や移動代などで費用がかさむため、工期を短くしてかかる費用を抑えようとします。

工事を短くする方法として「乾燥時間」を十分に取らないことがあります。

外壁を塗装する際は、塗料ごとに定められている「乾燥時間」があるのですが、塗料をしっかり乾燥させずに次の工程に移ると仕上がりが悪くなり(ムラなど)劣化(剥がれなど)も早くなります。

人件費を削減|施工工程が少ない

外壁塗装の基本は下塗り→中塗り→上塗りの三回塗りが基本です。安すぎる見積もりではこの三回塗りを行わず人件費と塗料の削減を図っている場合があります。

安い見積もりを出されたら、塗装のスケジュールか日程表をもらい、必ずどういう日程で塗装が進んでいくのかを前もって確認してください。

人件費を削減|一人あたりの単価を下げる

ベテランの職人は技術力が高く経験が豊富な分、人件費もそれなりに高くなります。そこで、単価の高いベテランスタッフを外し、見習いや技術の浅い職人だけで工事をおこなわせるのです。

また、下請け業者に頼んで人件費を抑える場合もあります。下請け業者は中間マージンをとられるため、少しでも利益を残そうと時間をかけずに工事を終わらせる可能性があります。

単管足場で足場代をカットしている

安い「単管(たんかん)足場」を使って足場費用を削減する手法です。単管足場はパイプをつなげただけの簡易的な足場でとても危険です。

屋根・外壁塗装などの2m以上の作業がある工事であれば、「ビケ(クサビ式)足場」を立てることが労働安全基準法でも定められています。

それにも関わらずまだ単管足場を使っている業者もいますので注意が必要です。

足場代は約30坪の一般的な建物であれば15~20万円になります。

足場代の見積もりが安すぎる場合はこの金額でビケ(クサビ式)足場」は組めますか?と事前に確認してください。

後から追加費用を請求してくる

「塗装作業一式」といったように、すべての作業をひとまとめにして安い見積もりを見せてくる場合は、塗装以外の必要作業を工事金額に計上していないことがあります。

外壁塗装作業以外の足場架設や高圧洗浄、養生などの作業の代金が見積もりに含まれていないので安いはずです。

そのため、工事が始まってから「高圧洗浄や養生は見積もりに入っていないので追加使用になります」と請求してくるパターンです。

優良業者の見積もりには
 ・ 足場設置
 ・ 高圧洗浄
 ・ 養生
 ・ 下地処理
 ・ 下塗り
 ・ 中塗り・上塗り
 ・ 破風
 ・ 軒天
 ・ 諸経費(廃棄費用など)
などの費用項目が明確に書かれています。

まとめ|見積もりが安いかどうかは相見積もりでわかる

以上のように極端に安い見積もりには疑ったほうが無難です。安すぎる見積もりを選ぶと外壁塗装の品質や仕上がりに悪影響が出る可能性があるからです。

しかし、外壁塗装の適正価格(相場)がわからないと、その見積もりが安いか高いかという判断すらできません。

そこで、複数の業者に見積もりを依頼する相見積もりが重要になるのです。

見積もりを出してもらう複数の業者の探し方としては

  • 知り合いに紹介してもらう
  • 地元の業者の中から実績のある業者を探す
  • 地域の業者を探してくれる紹介サイトを使う

などがあります。

ネットの紹介サイトを使うと簡単に複数の業者からの見積が取れますが、なんとなく胡散臭いと感じるようであれば自分で探した業者と比較検討してみれば良いと思います。

 

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