外壁のチョーキング(白亜化)は DIYで補修できるものではない

外壁に触ると白い粉が付く。これはチョーキング(白亜化)と言われる現象です。

これは、塗料に含まれている顔料が紫外線や熱、風雨などの自然現象により劣化し、塗膜の効果が切れ始めたときに起こります

専門的な知識とスキルがなければ解決しないため、チョーキング(白亜化)は DIYで補修できるものではないのです。

本記事ではチョーキングが起きた時の補修方法と、併せてチョーキングを利用した訪問営業の存在について説明しています。

外壁のチョーキングをDIYで補修することが難しい理由

チョーキングはDIYで粉を洗い流せば一時的にきれいになりますが、その後、塗装をして壁を保護しなければ根本的な解決になりません。この現象は塗膜が劣化している状態ですので、ブラシなどでこすったりするとかえって外壁を傷つけることにもなります。

チョーキングを起こしているからすぐに外壁塗装を行わなければ危険というわけではないですが、深刻な状況になる前に対応したほうがメンテナンスも簡単で費用を抑えることができるので早めの点検は必要です。

自分でもできるチョーキングの確認方法

■外壁の表面を手で触ってみる

・薄っすらと手に付く
劣化が始まっているのでそろそろ検討する時期です。

・手が真っ白になるくらいに付く
できるだけ早めに点検してもらったほうがよいです。

■水をかけてみる

コップ等に水を入れて壁にかけてみます。水をかけた部分の色が変色する場合はチョーキングが発生しています。

これは、外壁の防水効果が切れてきているために水を弾くことができず水が滲み込んでいるからです。

チョーキングの程度が重いほど色の変化が大きくなります。

チョーキングを放置することのリスク

チョーキングが劣化の初期段階とはいえ放置すると徐々に重い症状へと発展していきます。

  1. チョーキングは塗膜の防水性の低下を意味する
    防水性が低下すると外壁が水分を吸収してしまうので、カビやコケ、更にはひび割れを引き起こすことにもなります。
  2. ひび割れを放置
    ひび割れは雨漏りの原因となります。雨水が外壁の機材にまで及ぶと、もろくなり外壁そのものが破損する可能性もあります。
  3. 雨漏りの放置
    湿気を好むシロアリが染み付き建物全体に被害を及ぼします。

チョーキングを放置するとどんどん劣化が進んでいくことは間違いがないので、症状が現れたら経過観察をしつつ重い症状が現れる前に対処するようにしましょう。

チョーキング現象の補修=外壁塗装が一般的です。

チョーキングの補修の流れ(=外壁塗装の流れ)

1.足場を組み立てる

DIYでの補修作業が難しいのは、はしごや脚立での作業は危険であるからです。外壁全体のチョーキングの補修を行うためには安定した足場を仮設し作業を行わなければいけません。これにより2階、3階も安全に作業することが出来るのです。

2.養生をする

高圧洗浄をして塗装作業を行う前に余計なところを汚したり塗料がつかないように養生を行います。

3.高圧洗浄

チョーキングの粉や汚れが残ったままの外壁に塗料を塗り重ねても塗料がすぐに剥がれたり、膨れが生じたりしますので、しっかりと洗浄を行わなければいけません。

4.下地処理

長い期間雨風にさらされた外壁には細かいひび割れや、シーリングなどの劣化もあります。そういった箇所を丁寧に補修する作業です。

5.下塗り
中塗り剤や上塗材を定着するための下塗り塗装です。
6.中塗り
中塗りは一般的に上塗りと同じ塗料を使います。

7.上塗り

職人の腕が試される大事に作業です。塗料の性能を十分に発揮させるためには、知識と技量が必要であるからです。

チョーキング現象を利用した悪徳業者に注意!

チョーキング現象を利用した営業も存在します。

突然、家にやってきて壁に触ったり、家の周りを見て、不安を煽りながら外壁塗装をすることを急かしてくる場合は悪質な業者である場合があるので注意が必要です。

手についた白い粉を見せて、チョーキングが起きているから一刻も争うなどと行ってきますが、チョーキングが起きているからと行ってすぐに壁が剥がれたり、雨漏りが始まるというわけではありません。

絶対にその場で契約せず正確な知識で点検を行ってくれる業者を探し複数の見積もりを出してメンテナンス方法を検討するようにしてください。

まとめ|正確な点検をしてくれる業者を探す

チョーキングが発生したら経過観察しつつ重い症状が現れる前に外壁のプロに点検を依頼してください。外壁塗装業者の多くは外壁の状態を無料点検するサービスを行っているので、こういったサービスを利用するとよいです。

その際、複数の業者に点検してもらい見積もり検討することが大事です。

業者側の点検は無料とはいえ外壁塗装工事の契約につなげたいという思惑もあります。そのため、劣化状態を過剰に報告する可能性がないとはいえません。

これを回避するためには複数の業者に点検してもらうことが必要なのです

 

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