「屋根裏からカサカサという音がする。」
ゴキブリの足音は部屋の中でわかるほど大きくないので他の動物を疑ってください。
パタパタという羽音が聞こえた時はコウモリの可能性が高いです。
目次
屋根裏から「カサカサ」「パタパタ」音の正体は?
屋根裏に住み着く害獣と音による見極め方をまとめました。
ねずみの出す音と習性
【ねずみの出す音】
動き回る音・・・カサカサ、トタトタ
木やケーブルをかじる音・・・カリカリ
鳴き声・・・キィキィキィ、キュッキュッ
【習性】
日本の家屋に住み着くねずみには「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種が考えられます。
その中でも特に屋根裏を好んで住み着くのはクマネズミ。クマネズミは屋根裏の断熱材を集めて巣を作りそこで繁殖する習性があります。
コウモリの出す音と習性
【コウモリの出す音】
羽ばたく音・・・パタパタ、バサバサ
鳴き声・・・チッチッチッチッ、キッキッキッキッ
【習性】
屋根裏に住み着くコウモリはアブラコウモリです。アブラコウモリはとても小柄なので1~2cmほどの隙間があれば建物の中に侵入して巣を作ります。
ハクビシンの出す音と習性
【ハクビシンの出す音】
動き回る音・・・2~5kgの体でドタドタ、ガタガタと響く
屋根裏の断熱材をいじる音・・・ガサガサ
鳴き声・・・カーッ キッキッ
【習性】
好物が果実や植物であるため家の周辺にあるとよってきやすくなります。
屋根裏は本来の隠れ場所と環境がにているために住み着きやすく、垂直移動ができるため屋根や壁に隙間があればそこから侵入してきます。
イタチの出す音と習性
【ハクビシンの出す音】
動き回る音・・・2~5kgの体でドタドタ、ガタガタと響く
屋根裏の断熱材をいじる音・・・ガサガサ
鳴き声・・・カーッ キッキッ
【習性】
肉食動物であるイタチが住み着くと糞尿がとにかく臭い。
更に同じ場所にため糞をするので天井の同じ場所に茶色のシミができていて強烈なニオイを放っている時はイタチの可能性大です。
アライグマの出す音と習性
【アライグマの出す音】
動き回る音・・・ドスドス、ドスン 体重が3.5~9kgと他の害獣よりも大きい
鳴き声・・・クルルルル、キュッキュッ 小刻みな泣き超え
【習性】
アライグマもため糞の習性があり、イタチ同様強烈な悪臭を放ちます。
害獣が屋根裏に住み着く理由
- 快適な環境
屋根裏は気温の激しい変化がないため害獣にとって快適な環境です。外敵もいないので害獣にとっては好都合の場所です。 - 食料がある
人が住んでいる環境では残飯やゴミが出るため食べ物にも困りません。
害獣によってもたらされる被害
- 騒音
屋根裏に住み着く害獣のほとんどは夜行性です。人が寝ている時間に活動し始めるのでドタバタと騒音に悩まされます。 - 悪臭
害獣は屋根裏のいたるところに糞尿を残します。排泄物による悪臭は耐えられるものじゃありませんね。 - 健康被害
害獣の体毛にはダニやノミが付着している為、湿疹や喘息などのアレルギーを引き起こす危険性があります。また、害獣が持つ細菌も糞尿によって撒き散らされ疾病の原因となります。 - 噛みつき被害
アライグマもハクビシンも見た目はかわいらしい。でも、野生の動物は凶暴です。近づくと襲ってくるのでむやみに捕まえようとしたり、追い出そうとしてはいけません。 - 住居への被害
害獣の糞尿で天井や家の素材が腐ったり、断熱材やケーブルが損傷したりします。
自力での駆除方法|ねずみ以外は追い出すしかない
害獣と言えども鳥獣保護法の対象となっているものはむやみに駆除(殺傷)することができません。
※鳥獣保護法で守られている動物の駆除は役所への届け出が必要となります。
ねずみ|鳥獣保護法の対象にならない(駆除可能)
ねずみは個人での駆除も可能です。一般的にはネズミ捕りや毒エサを使用して捕獲駆除します。
こうもり|鳥獣保護法の対象(追い出す)
こうもりが嫌がるハッカの匂いを利用した忌避剤を使って追い出します。
ハクビシン|鳥獣保護法の対象(追い出す)
にんにくや石油のニオイを嫌います。煙を嫌がるのでくん煙剤も効果があります。
イタチ|鳥獣保護法の対象(追い出す)
市販の害獣用忌避剤や木酢液を使って追い出します。
アライグマ|鳥獣保護法の対象(追い出す)
木酢液・ハッカ・ミントの匂いを嫌がります。
害獣の気配を感じたら放置してはいけない
害獣が屋根に住み着いていることがわかったら放置せず、早めに追い出して様々な被害を回避するようにしてください。
害獣が屋根裏に入り込んだばかりなら追い出して侵入口を塞いでしまえばよいですが、気づかずに長い間住みいていた場合は駆除だけでなく屋根裏の清掃と消毒も必要となります。
自分で対処できない場合は、経験豊富な害獣駆除のプロに依頼することも選択肢の一つとしてお考えくださいね。
まとめ
害獣の駆除は悪徳業者による詐欺被害も多いのでチラシや電話で一つの業者に決めず、複数の業者を比較検討したほうが良いです。
その際に頼りになるのが害獣業者の見積もりサイトです。
こういうサイトで紹介される業者は厳選な審査を通過した優良な業者しか登録できません。悪質な業者は登録できない仕組みになっています。
複数の業者の見積もりをとって比較してから契約してください。見積もりをとってからキャンセルをしたとしても料金は発生しません。
また、業者さんをお断りする時も担当者が代わりに連絡をいれてくれるので心強いですよ。