外壁塗装の保証書は必ずチェック!内容と期間を確認する際の注意点

外壁塗装のトラブル回避して工事後も長く安心して住み続けるためには、契約の保証内容について理解しておかなければなりません。

本記事では外壁塗装の保証の対象や期間など、保証を受けるにあたってのチェックポイントを説明しtます。

外壁塗装の保証書内容|チェックすべき5つのポイント

チェック①誰が保証するのか?

■塗料メーカー:製品保証

塗装の剥がれや膨れあるいは変色に対して一部のメーカーが行っているものですが、条件が限定されているためあまり役に立ちません。

【保証の適用条件】

・メーカーが保証する塗料や地域が限定されていること
・マンションでの施工が適用条件であること(戸建ては対象外)
・メーカーが認定した業者が施工していること

そもそも、塗装したところが剥げたとしても、施工業者に問題があるのか、塗料そのものに原因があるのか特定ができないため保証があっても受け取れないことが多いのです。

■施工業者:工事保証

施工による塗装の剥がれや膨れ、変色が確認された場合は、実際に施工した業者が保証してくれます。独自保証・オリジナル保証・自社保証とも言います。

塗料の種類を問わず保証制度が適用されますが、業者が倒産した場合は保証制度が無効となります。

■第三者機関による保証:組合や団体など

塗装業者が加入している組合などの第三者団体による保証です。

万が一、外壁塗装業者が倒産しても、団体や組合の保証を代わりに受けられるため消費者にとっては安心です。

また、何らかの組合に所属しているということは、その組合に加盟するための条件をクリアしているため信頼度も高いといえます。

加盟している団体を確認し、そこの保証が受けられるのかどうかも聞いておくようにしてください。

次のような団体があります。

  • 建築産業専門団体連合会(建専連)「長期性能保証制度」
  • 日本塗装工業会(日塗装)「ペインテナンス」
  • 全国マスチック事業協同組合連合会「長期性能保証書」
  • 工業協同組合

チェック②保証書を発行してくれるか?

保証書は書類で受け取るようにいてください。

保証書を発行できない業者は、記録として残さないため保証内容をうやむやにされてしまう可能性があります。

チェック③保証について担当者の説明があるか?

契約時に担当者が、保証対象や範囲、内容について詳しく説明してくれるかどうかもポイントです。

チェック④どの部分が保証されているのか?

大事なのは「木部と鉄部を保証してくれるか」という点です。塗装の剥がれ落ちは木部と鉄部で起こりやすいからです。

チェック⑤保証の範囲を確認

外壁塗装の保証の対象となるのは、塗膜の剥がれのみです。

■保険の対象外

・変色や色あせ
・膨れやひび割れ(クラック)

ひび割れは原因の特定が困難であるため、「塗装後すぐにひび割れした場合も保証の対象になることはありません。

■免責事項(※業者によって異なります。)

  • 以前塗装した業者の不備で発生したもの
    ※以前の塗装のせいにし保証の対象外と言い張る業者も存在します。
  • 施主が指示した内容によって発生したもの
    ※費用を安くするためにグレードの低い塗料を施主が選んだ場合は、塗装業者側には不手際がなかったことになります。
  • 天災や異常気象による塗料の劣化・破損
    ※万一のために火災・地震保険に加入していれば安心です。
  • 建物の構造が起因する塗料の劣化・破損
  • 家主の使用上の誤りによる破損、事故など
  • 家主の維持管理に問題があった場合
  • 工事した際に発見が困難だった建物の不具合

外壁塗装の保証期間に関する注意事項

保証期間は塗料の耐用年数に左右される

外壁塗装の保証期間は、使用する塗料の種類によって変わってきます。塗料は種類ごとに耐用年数が異なるためどの塗料が使用されたかによって保証期間も異なるのです。

ウレタン・シリコン塗料であれば保証期間が5年、ラジカル塗料・フッ素塗料であれば保証期間は10年と見て良いでしょう。

保証期間が長い会社は要注意

塗料の耐用年数に対して保証期間が長い、例えば「20年間保証します」などと言ってくる場合です。

非現実的な保証を付けてくる業者は、保険を受け取る条件も異常に高かったり、数年以内に計画倒産する可能性もあるのです。

保証期間が不自然に長い時は、その理由を業者に質問してください。曖昧な説明でごまかすような業者はアウトです。

付帯部(鉄部・木部)の保証期間も確認

外壁塗装するときには、雨戸や破風板など付帯部の塗装もまとめて行ういます。この付帯部の塗膜は外壁よりも劣化しやすいため、その分保証期間も短くなります。付帯部の保証期間は、長くても3年程度です。「付帯部も、外壁・屋根と同じく10年保証します!」としてくる業者には注意が必要です。

保証書をもらったらやるべきこと

保証書は細部までしっかりと目を通す

特に、施工業者が行う自社保証は業者によって全く異なるため、細かいところまで確認しておいたほうがよいです。

保証書に複雑な言い回しで書いてあるためわかりにくい部分も多いです。何かあったときにすぐに保証で対応できるように、保険適用範囲など事前に確認しておきましょう。無料・有料の範囲などもをきちんと示してくれる塗装業者であれば安心です。

保証書を必ず保管する

保証書は業者に必ず発行してもらいきっちり保管しておいてください。保証書をなくした場合、業者から無料の補修はできないと言われることも予測されます。

アフターフォローがあると安心

外壁塗装は、保証だけでなく定期点検などのアフターフォローもついているとより安心です。

保証の他に定期点検は無料で行ってくれるかどうか確認してください。定期点検がある場合、何年単位で行ってくれるのか事前に確認しましょう。

点検の頻度は塗装してから1年目・3年目・5年目など業者ごとによって異なります。

塗装技術に自信がなかったり、塗装が終わったあとはお客様に関わろうとしない業者はアフターフォローに力を入れていません。

まとめ

保証期間や内容については、事前にしっかりと説明してくれる業者であれば安心です。逆に、保証について聞かれるまで何もいってこないところは注意したほうがよいですね。

外壁塗装を行う上で保証は、安心材料となりますが、それ以上に大切なことは保証なんて使う必要がないくらいしっかりと工事をしてもらうことです。

 

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