外壁の塗装業者を探すのは骨の折れること。良くない噂も聞くので慎重に探さねばと身構えるあまりどこもかしこも怪しい業者に見えてきます。
そんな時、親戚や知り合いに塗装業者がいると安心してそのまま契約ということになりますよね。
もちろん知り合いの業者が優良業者であれば問題はありませんが、そうじゃなかった場合は後々後悔したり、人間関係がギクシャクしたりすることがあるので気をつけないといけません。
本記事では知り合いの業者に外壁塗装を依頼する時のリスクと業者選びのポイントについて説明しています。
目次
外壁塗装を知り合いの業者に頼むことの危険性
見積もりの金額が高いと思っても断りにくい
知り合いだと契約するという前提で見積もりを出してもらうので、高すぎるからといってやめるわけに行きません。知り合いということで多少安くしてもらえるかもしれませんが、それが相場であるかどうか確認する余裕がないので、あとから他と比べて高かったということもあります。
複数の見積もりを依頼して比較検討ができない
外壁塗装の費用を安く抑えるためには複数の業者から正確な見積もりを出してもらい、比較検討する相見積もりをするのが当たり前になってきています。
知り合いが間違いない業者であれば相見積もりの工程を省けるので楽ですが、相場を知らないで依頼するのはやはりリスクが大きいです。
親戚や友人の業者が必ずしも優良業者とは限らない
知り合いだから安心と思っても、実際には問題のある会社であることも十分にあります。声をかけてからやっぱり断るというのは難しいので、依頼する前に前もって評判などをチェックしたほうが無難です。
打ち合わせをしながら違和感を感じても契約してしまう
不安や疑問点があって質問しても的確に答えてくれなかったり、専門知識が乏しいなど違和感を感じたりしても知り合いだとそのまま契約を結んでしまう状況になりやすいです。
親戚や友人も知り合い相手に料金をごまかしたり手抜きをしたりすることは考えられませんが、意図的でなくても技術面でこちらの要望に答えられない場合もあります。
知り合いに頼む時は外壁塗装がうまくいかなくても後悔しない覚悟で臨んだほうがよいかもしれません。
でも、大事な家を守るためにはそれはリスクが高いですよね。
相見積もりはやったほうが良い
外壁塗装の場合、業者ごとに計算方法や資材の単価が違うため同じ施工条件であっても見積もりの金額が異なります。見積もりが1社だけだとその金額が高いのか安いのか判断ができませんから、複数の業者から見積もりを取って比較検討する必要があるのです。
見積もりを出してもらう時は「他の業者にも見積もりを依頼しています」と伝えるようにしてください。そうすることで、業者側も契約を取るために丁寧に見積もりを出してきます。また、不当に高い金額は出せなくなるので見積もりの不正を抑制する手段にもなります。
相見積もりをする時の注意点
見積もりのとりすぎは混乱を招く!3社~5社で十分
見積もりを取るためには業者が家に来て外壁の調査しなければなりません。多すぎると業者の対応に時間が取られたり、見積もりを比較するのが煩雑となり混乱してしまいます。
見積もりは3社程度、多くても5社程度に留めるようにしてください。
安さだけで判断しない
高すぎるのは当然除外となりますが、安すぎるものも注意が必要。相場よりの遥かに安い場合は手抜き工事をする可能性が出てきます。
無理な値下げはしない
塗装工事の見積もりは外壁の劣化状況や現在塗られている塗料などを調査して必要な経費を算出します。優良な塗装業者はこれに必要以上の利益を上乗せずに相場に合わせた予算を組んできます。
つまり、優良な塗装業者ははじめから適切な見積もりを出しているわけですから、無理な値切り交渉をすれば「うちでは工事を引き受けかねます」と去っていきます。
逆に大幅な値下げに応じてくれるような業者はその場では良さそうに見えますが、塗装工事の工程の必要部分の費用を削ってでも契約をしようとするので手抜き工事に繋がる可能性があります。
業者を決める時のポイント
自社施工の業者がおすすめ
自社施工とは下請けや外注を使わずに自社の職人のみで外壁塗装を行うことをいいます。
自社施工であれば営業担当者と職人とのコミュニケーションもスムーズ、もしくは打ち合わせをした人がそのまま作業をすることになるので施主の要望通りの施工されます。
※下請けや外注だったりすると打ち合わせ内容がうまく伝わらなかったというケースもあります。
また、自社施工の場合は中間マージンが発生しない分費用が安くなるという特徴もあります。
資格や許可を持っているか確認する
確認するのは次の2つの資格です。
- 建設業許可
- 塗装技能士資格
これらの資格をきちんと取っているかどうかで業者の信頼性を見分けることができます。
アフターフォローや保証内容の確認
塗装工事は施工不良(手抜き工事)があったとしても症状として現れるのが半年から数年後です。そのため、工事の保証期間を長め(5年~10年位)にしている業者を選んでおくと安心です。
保証以外にも定期点検などアフターケアなどが充実している業者であれば更によいですね。
ただし、不自然に長い保証期間(20年~30年)を提示してくる業者は、保証を受ける条件を複雑にしていたり、計画倒産を企んでいる場合もあるので安易に飛びつかない方が良いです。
まとめ|義理やしがらみが嫌いな人は見積りサイトを使う
外壁塗装を親戚や友人に頼むと見積もり価格が予算と合わなくても、技術的に不安でも断り切れなくなります。
でも、無料一括見積もりサイトを使えば、見積もりの価格が高かったり担当者が気に入らなかったりしたときはバッサリと断ることができるので気が楽です。
外壁塗装パートナーズという見積もりサイトは自社施工の業者限定で登録。その中から3社までの見積もりを出してくれます。さらに、見積もりを取った業者のどことも契約しなくてもキャンセル料が発生しません。
外壁塗装業者選びに頭を悩ませている方にとっては、とても心強いサイトですのでぜひとも利用すべきです。