みみもとくんプレミアム 画像引用:ココチモ公式サイト
みみもとくんはエムケー精工株式会社が製造していますが、みみもとくんプレミアムはココチモオリジナル。高齢者向けの手元スピーカーとして様々な工夫が凝らされています。
本記事ではみみもとくんがテレビの音声を届ける仕組みと高齢者の耳に優しい理由を説明しています。
目次
みみもとくんの仕組み|テレビの音声を電波で発信
みみもとくんはテレビの音声をデジタル信号に変換し、テレビに設置した送信機から電波として発信。それを手元の受信機(スピーカー)で聞くという仕組みです。
この時、発信される電波の周波数は2.4GHz帯です。
日本では法律的に使用できる周波数帯は2.4GHz帯と5GHz帯のどちらかと決められているのですが、2.4GHz帯は周波数が低く電波が遠方まで届きやすいというメリットがあります。
また、障害物に対しても強いため壁や床を越えて隣の部屋や上下の部屋にも音を届けることができます。
そのため、みみもとくんを持って家の好きな場所に移動しながらテレビの音を楽しむことができるのです。
ただし、2.4GHz帯には弱点もあります。2.4GHz帯は家庭用のWi-Fiルーターや電子レンジなど他の機器にも使われているため、みみもとくんを近くで使用するとお互いの電波が干渉し合う可能性もあります。
みみもとくんを使用する時は電波を使った機器から少し離したほうが良いと思われます。(Wifiルーターが5GHz帯のものであれば干渉は受けません。)
中高年の耳に優しい理由は2つのボタンの存在
はっきりボタン
みみもとくんは中高年の耳が聞き取りにくい中高音域を補強してくれるのではっきりと聞こえるようになります。
聴力は年齢と共に低下し特に高い音は次第に聞き取りにくくなっていきます。子供の耳に聞こえるモスキー音が大人の耳には聞こえなくなるのもそのせいですね。
つまり、すべての音が聞き取りにくくなるのではなく聞こえる音のバランスが悪くなるので、テレビの音を大きくするだけでは聞こえの問題は解決しないのです。
どういうことかというと、テレビの音は低い音から高い音といろいろな音が混じり合っているため、音量を高くすると聞き取れる低い音が高い音を覆ってしまい高齢者の耳には不明瞭になるということです。
みみもとくんが中高年の耳に優しいのは、この音のバランスに着目しているからなんですね。
みみもとくんの「はっきりボタン」はもともと聞こえている低音域はそのままで3キロヘルツ周辺の中高音域を補強しするもの。これを押すことで音全体のバランスを整えテレビの音がはっきりと聞こえるようになるのです。
ゆっくりボタン
テレビから流れる言葉が早すぎて聞き取りにくい時に利用します。
音声のスピードは遅くなりますが、音質もそのまま。言葉の間の無音区間を利用して短縮するので画面に遅れることなく自然な言葉として耳に届きます。
聞こえが改善されたことを評価している口コミ
高齢の母のために購入しました。他社の類似品を所有していましたが、有線のためコードが邪魔で不便でした。この無線タイプを使用すると、想像以上に快適になりました。また、はっきり/ゆっくり機能ボタンの効果も実感できて驚きました。はっきり機能ボタンを利用して聞いていますが、音声の遅れは全くありません。再充電アラームの音は、電化製品類のアラーム音が全く聞こええない母でも聞える低音アラームになっており、ほんとうに高齢者の身になって作られた良い商品だと思いました。
耳が遠く大音量で聴く父にぴったりのものでした。家族全員が音量が大きいと言っていたのが全くなくなり音声もしっかり聞こえ、本人も満足しています。
外に出ることが少なくなった高齢者にとってテレビは数少ない娯楽でもあります。その楽しみをうるさいからといって奪ってしまっては可愛そうですよね。でも、小さい子供が同居している家庭では、あまりの大音量で子供が難聴になるのではと心配になることも・・・
また、ご夫婦だけで暮らしていても聞こえ方はそれぞれ。夫のために字幕放送でしか見られなかったテレビが、みみもとくんを使うようになってからは字幕無しのきれいな画面で見られるようになったという声も見られました。
テレビの音量のせいで家族の間で様々な葛藤が生じることがありますが、みみもとくんはそういった葛藤やストレスを解消してくれる一つの手段となると思います。
また、充電タイプであるためコードがじゃまにならない、災害時には防災用ラジオとして使えるということも評価されていました。
みみもとくんは通販でしか販売していないので、お試しすることも、にとって見ることができないのは残念です。
でも、ココチモ公式サイトで購入すれば様々なサポートをしてくれますし、5年保証もついているのでその点は安心ですね。
こちらはココチモ通販ショップの楽天市場店です。↓
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音質の違和感や値段が高いことを指摘する口コミ
スピーカーは、充電式で持ち運びができますが、送信機は固定式ですので、もう1台のTVには使えません。スピーカーからの音は、こもったように聞こえます。
テレビの音声がはっきり聞こえ、期待どおりでした。ただ、バッテリー充電回数が500回までで、交換費用も高いのが不満点です。なので、つけっぱなしではなく、必要なときに限定して使用するようにしています。
実際のテレビの音声より、0.5秒位、遅れて聞こえてきます。ステレオ音声ならテレビの音が聞こえなくても良いかと思いますが、モノラルなラジオです。リビングで、家族みんなで見るのは、厳しいと感じます。高齢者の寝室など、パーソナル用ですね。
普通のワイヤレススピーカーの割にはお値段が高いのでこの評価にしました。
パソコンが3万円で買える時代にこの値段は高すぎるという意見もありました。充電に関しては500回しかできないという声もありますが、3日に1回の充電であれば500回で4年は使えるので十分ではないかという意見もありました。
肝心の音質ですが、手元のスピーカーで聞くみみもとくんは聴力の衰えているお年寄りにはよく聞こえるし、テレビの音量も低くなるのでご家族にも概ね好評です。
しかし、テレビからの音質とみみもとくんのスピーカーの音質が異なるため音に敏感な家族にはどうしても違和感があります。その状態を気持ち悪く感じるのであれば使い続けるのは難しいかもしれません。
音質に違和感を感じる家族には音質対策に強いスピーカーを
ミライスピーカー 画像引用:公式サイト
手元スピーカーの音質の違和感を解消し家族全員が同じ音を楽しめる、そんな音のバリアフリーを実現したのがミライスピーカーです。
こちらはテレビのそばに置く設置型のスピーカー。
独自のテクノロジーである曲面サウンドを利用して、家族みんなが「聴こえやすい」を実現してくれます。
ただし、ミライスピーカーにも弱点があり難聴のタイプによっては聞きにくさが改善されないこともあるとのこと。
そのためミライスピーカーには実際に使用して確かめてみる60日のお試し期間があります。
値段もみみもとくん同様そこそこするので、試してみてから購入を決めることができるのは嬉しいですね。
みみもとくんとミライスピーカーのまとめ
■ みみもとくん 手元スピーカー
中高年の聴力バランスを修正してくれる
コードレスなのでテレビの音を家の中のどこでも楽しめる
みみもとくんの購入サイトはこちら
■ ミライスピーカー 設置型スピーカー
音のバリアフリーを実現。テレビの音声をご家族と一緒に楽しめる
購入前に60日間のお試し期間がある。
ミライスピーカーの購入サイトはこちら
それぞれのメリット・デメリットをしっかりと把握してご家庭の音の環境改善に取り入れてくださいね。