ハエ取り紙が手についた!猫に貼り付いた!昭和あるあるは今も健在

無数のハエがベッタリと貼り付いたハエ取り紙の下でご飯を食べる。今となってはゾッとしますが、昭和の頃にはよく見られた光景です。

家の中ではほとんど使われなくなったハエ取り紙ですが、今でも手や髪にベトベトが付いた、猫やペットに貼り付いたというトラブルがあるのだそうです。

そこで、本記事ではハエ取り紙のベトベトが手についた、ペットに貼り付いた時の対処法とハエ取り紙が今もなお使われている理由をまとめてみました。

ハエ取り紙が手についた時の対処法

■手や足など皮膚についた場合

食用油・ベビーローション・油性にハンドクリームなどで丁寧にふきとった後、石けんで丹念に洗えばとれます。

■髪についた場合

粘着剤は油に溶けるので、台所にあるをサラダ油を塗って拭き取れば取れます。

■衣服についた場合

生地を傷めたくない場合はクレンジングオイルが有効です。たっぷりの染み込ませて優しくもんだ後、洗剤で洗ってください。

高価な衣服や、デリケートな素材の衣服はその旨を説明してクリーニング店に出してください

ハエ取り紙が猫や犬に貼り付いた時の対処法

ミケ ハエ取り紙
ハエ取り紙が貼り付いた猫代表ミケ(出典:動物のお医者さん)

 

1.ベタベタ対策(粘着力を弱める)
ペットに粘着剤が付いた時の対処方法に小麦粉やベビーパウダーをまぶすとありますが、これは粘着剤そのものを取り除くものではありません。

粘着剤のベタつきを減らしてその後の処置を行いやすくするものです。粘着剤がベタベタしている状態で暴れられると周りの床や壁、さらに粘着剤をなんとかしようとしている人の手や体にもついてさらに被害が大きくなってしまいます。

小麦粉やベビーパウダーは作業をしやすくするための準備段階です。

なお、粘着剤が付いている範囲が小さければこの処置は必要ありません。

 

2.粘着剤を取り除く
粘着剤は石けんやシャンプーでは落ちません。

ベビーオイル、オリーブオイル、食用油をたっぷり用意して粘着剤と毛の間にオイルを少しずつ染み込ませながら、ゆっくりと剥がしていきます。

毛を強く引っ張って皮膚を傷つけないように優しくおこなってください。
どうしても取れないところは毛ごと切り取ります。

その際は皮膚に対してハサミの先が垂直になるようにして皮膚を切らないように気をつけてください。

 

3.ペット用シャンプーでオイルを落とす
最後に粘着剤で使用したオイルをシャンプーで丁寧にとりのぞいてください

 

粘着剤が付いていた部分が広範囲だったり、くっついている時間が長かったりした場合は皮膚炎を起こしていることもありますので、念の為に獣医さんに見てもらってくださいね。

猫や犬の性格によっては飼い主さんの手に負えないこともあります。

粘着剤が付いた状態が長引けばそれだけ彼らにストレスを与えてしまうので、自分ではどうにもならないときは最初から病院で処置してもらうという選択もあります。

病院では全身麻酔をして専用の洗剤で洗い落とすという処置が行われます。

ベタベタの正体は?

初期のハエ取り紙にはロジンとひまし油がつかわれていました。

現在のハエ取り紙には不織布や紙に石油系潤滑油と天然樹脂が使用されています。

誘引剤は入っておらず、粘着剤しか使われていないのにハエが取れるのは、どこにでも止まるハエの性質を利用しているから。

食べ物の付近に設置すると捕獲率がぐんと上がりますよ。

エコ商品として再評価の兆し

ハエ取り紙が海外から日本に入ってきた当初は、平らな紙に粘着剤が付いたものでした。

天井から吊り下げるリボン状のハエ取り紙は1930年に(昭和5年)に日本で発明され、世界中に広まって行きました。」

現在は昭和の全盛期の10分の1ほどに製造量は減っていますが、自然素材だけで作られているハエ取り紙は環境に優しい虫よけグッズとして再評価されています。

殺虫剤が使用できない場所で活躍

ハエ取り紙には誘引剤はもちろん殺虫剤も一切使われていないので、人にも環境にも優しい虫除けグッズです。

ですので、殺虫剤が使用できない次のような場所では今でも活躍しています。

  • 妊婦や新生児がいる家庭
  • アレルギーを持つ家族がいる家庭
  • 食品を扱うキッチンや厨房
  • 食品加工場
  • 無農薬の作物を作っている農家
  • 魚屋・魚市場
  • 畜産業(鶏舎・豚舎・牛舎)

口コミではコバエ対策最強の声が多かった

口コミをみると、意外と愛用者が多かったです。

女房はみっともないと言うが毎年居間の天井からぶら下げている、春から秋までぶら下げている、ハエ、蚊が居なくなるまでぶら下げているコバエホイホイでは捕まえられないノミバエもハエ取り紙には捕まえることができる。ブンブン飛ばれると食事中にスプレーはまけない追い払ってるとそのうち捕まってる。昔の人は良いものを考え出したものだと感心する。スプレーまくよりハエ取り紙

引用:ハエトリガミ大好き人間

虫が大量発生するのではないが、夏場になると小虫が出る。(コバエ・羽虫・その他)いままで「コバエがポットン」を使ったが意外と小さい虫が取れない。(ハエじゃないからか?)住空間に殺虫スプレーは撒きたくないので、むかしながらの「虫取りリボン」にした。この夏キッチンの生ごみを入れるところの直上につるしたところ(7~9月の間)、小さな虫(コバエも含むであろう)が数十匹張り付いていた。ポットンより良く取れる。また来年も買おう。(使ったのは一本なので来年はまだ買わなくていい。)

引用:なかなか良く取れる。

匂いで誘引するものより効果がありました。コバエ(ショウジョウバエ)がとれます。ついでにガもとれました。欠点は見栄えがなんとも悪いのと、とりつけるときにベタベタに触ってしまいがちな点くらいです。

引用:効果はばっちり

大きなハエに困って色々試しましたがこれが1番とれます。ハエとり商品は小バエは捕れるけど大きいハエはダメなものが多いですが、これは大丈夫です。オススメです。

引用:素晴らしい!

なんだかんだと世の中いろいろなハエ取り商品がありますが、やっぱりこれはすごく良いと思います。部屋の隅にぶら下げました。コバエがやたらと飛んでるなあと思ったら、いつの間にかいなくなる。おやっ?と思ってこのリボンを見に行くと、へばりついてるハエがたくさんいるではないか!素晴らしい!本当に素晴らしい!

引用:お値段以上

体質的に蚊取り線香や殺虫剤が合わないので、ネットで本商品を探し当てました。取り扱いが簡単で勝手にハエなどが捕れるので助ります。今までは、ハエが家の中に入ることは滅多に無かったのですが、犬を自由に出入りさせるため、網戸を30cm程度開けているのが原因で、時々入って来るようになりました。100%捕れるということはないのですが、薬剤を使うよりワンちゃんにも良いので満足しています。

引用:殺虫剤が苦手な人に最適な商品だと思います

元祖ハエ取り紙はカモ井と桐灰の製品