事故物件となってしまったから「安くても売却できればまし」と買取業者の言い値で処分してしまう人も少なくありません。
しかし、事故物件であっても正しく査定して納得できる価格価格で売却することは可能です。
事故物件を処分する際でも、投げやりにならずに慎重に売却方法を検討することは大切。
ここでは、事故物件を正しく査定してもらって売却する方法を提案しています。
目次
事故物件を正しく査定できる業者の条件
事故物件を専門的に取り扱っている業者
事故物件を不動産会社を通して売却する際、事故物件を専門的に取り扱っている業者に依頼するようにしてください。事故物件専門業者を探す基準は実績数がどれくらいあるかということです。
事故物件を取り扱う経験やノウハウが豊富であれば適正価格を提示してくれる可能性が高いからです。
また、事故物件の扱いに慣れている業者であれば買取以外にも仲介での売却や、空き家活用など所有者にとって最も良い形での提案もしてもらえます。
流通経路を持っている
事故物件を満足できる価格で査定しもらいたいのであれば、事故物件の流通経路が確立している業者を選んでください。
一般の不動産屋が事故物件を査定する際は、事故物件に対する一般的な相場を参考にして価格を決めます。
一方、独自の再販ルートを持っている会社であれば、国内はもちろん海外の投資家や、海外証券会社や不動産ファンドなどのネットワークなどを利用することもできるので通常の不動産業者よりも高い査定額を示してくれます。
詳細な査定を行ってくれる
事故物件専門でない不動産会社に査定を依頼した場合は、事故物件に対する知識や経験が少ないため査定が適切に行われない可能性があります。
しかし、事故物件の専門業者であれば、経験やノウハウが豊富なので詳しい条件でしっかりと見てもらえます。
そのため、事故物件だからと言って極端に悪い査定になることはなく、事故物件の一般的な相場よりも高く買ってもらえることも多いのです。
専門家と提携しているか
事故物件を売却する際は、特殊清掃やリノベーションを施す必要が出てくるケースがあります。
特殊清掃やリノベーション専門の業者を一人で探そうとしてもどの業者に依頼すればよいのか分からず無駄に時間がかかります。
売却までのサポート体制が整っている業者であれば売却を依頼するだけで、事故物件特有の手間のかかる作業をすべて担ってもらえます。
また、事故物件は遺産整理や相続問題など法律に関するトラブルが発生することもあります。
そのような場合でも宅地建物取引士や弁護士と提携している業者であれば、トラブル解決のサポートを受けながらよりよい条件で売却する方法を提案してもらえます。
担当者が信頼できる
事故物件をできるだけ高く査定してもらうには、担当者の対応力も重要です。
優良な担当者は依頼者の視点に立ってノウハウをもとにさまざまなアドバイスをしてくれるので、依頼者にとってはとても相談しやすい存在になってくれます。
また、好条件で取引するための適切なアドバイスや提案をしてくれるので、「事故物件だから売れないだろう」とあきらめていた物件であっても相場よりも良い条件で売却できるのです。
業者によって売却価格は異なる
事故物件は特殊な物件であるため、事故物件を取り扱っている業者であって実績や持っているノウハウが異なります。
また、査定額の出し方にも違いがあるため、同じ事故物件であっても業者によって売却価格に差が出てくるのです。
複数の買取業者を比較するのが鉄則
事故物件を売買する場合は、一つの買取業者だけでなくなるべく複数の買取業者に査定してもらうようにしてください。
事故物件の所有者は、その物件の価値を必要以上に低く設定する傾向にありますが、プロに任せて査定をおこなってもらい比較すればより高い価格での売却も可能になります。
また、サポート体制も業者によって異なるので、査定額だけでなくサポート内容なども検討しながら納得できる業者を選べばよいでしょう。
事故物件を査定して売却価格を調べる方法
地元の業者に連絡して査定してもらう
地元の不動産会社は地域の事情に精通しています。
そのため、事故物件になった背景などもよく理解して親身になって売買のサポートをしてくれることもあります。
事故物件でも取り扱ってくれるという業者が見つかったら、地元不動産業者の立場からの査定額ももらっておくとよいでしょう。
一般の不動産取引情報提供サイトを利用する
不動産取引情報提供サイトは、都道府県や地域、専有面積、間取り、築年数、成約時期などの条件を指定すると、その地域における過去の不動産売買の成約価格や価格の推移をインターネット上で確認できます。
これにより、自分が所有している物件と似た条件の物件の取引価格を調べられるのです。
こちらでは、事故物件ではなく一般の不動産の取引価格となりますので、事故物件はその価値から20~50%ほど低い価格が想定されます。
不動産一括査定サイトを利用する
不動産一括査定サイトを使うと、所有する物件の査定を複数の業者に一括で依頼できます。
会員登録などの手続きはありますが、無料でサービスを利用できます。
事故物件であれば査定の備考欄にその旨を書き込んでおけば問題ありません。
査定方法としては机上査定と訪問査定がとられます。
■机上査定
物件の条件を書き込むことで市場データをもとに売却価格を算出します。机上査定は、実際の売却価格ではなくあくまでもおおよその目安としてとらえてください。
■訪問査定
担当者が実際に物件を訪問しその物件の状態を確認して査定するため、訪問日の日程調整が必要になります。
こちらは、個別の状況に合わせた査定が行われるためより適正な価格を知ることができます。
事故物件の専門業者に無料査定に申し込む
事故物件の専門業者も無料査定を行っています。
専門業者であれば、前述したように事故物件の取り扱い経験が豊富であるため、マイナスイメージがついてしまった事故物件でも本来の価値を見出し正しく評価してもらえます。
専門業者の中には、出張が必要な査定でも無料で対応してくれるところもあるので相談してみてください。
まとめ
事故物件の専門業者である成仏不動産は、事故物件を適正価格で売却するためのサポートを行っている会社です。
所有する物件が事故物件になってしまうと、その段階で売却をあきらめてしまうことが多いですが、業界経験が豊富でノウハウを確立している成仏不動産に相談すれば予想よりもスムーズに売却できる可能性があります。
事故物件の扱いに途方にくれているのでしたら、知識と経験豊富なプロに相談することから始めてみましょう。
