ハチアブマグナムジェットはスズメバチやアシナガバチなどハチの駆除に最強の殺虫剤ですが室内での使用はできません。
ついでに書くとアース製薬さんのハチやアブ専用の殺虫剤はどれも屋外専用です。
ここではハチアブマグナムジェットを室内で使ってはいけない理由と室内でハチに遭遇した時の対処法についてまとめています。
目次
ハチアブマグナムジェットを室内で使ってしまった
画像出典:アース製薬公式サイト
ハチアブマグナムジェットは遠くからハチや巣を攻撃できるように強い力で噴出します。
最大12メートル先のハチを狙うことができるというものですから、その威力は室内用殺虫スプレーの比ではありません。
勢いよく噴出させるということはその分ガスも多く出るということを意味します。
ガスは可燃性のものであるため火種になるようなものが近くにあると、引火・爆発の可能性があるのでとても危険です。
また、噴出する力が強いので家の中で使うと物が倒れたり、ガラスが割れたり、一言でいうと大惨事です。
一度に噴出される薬剤の量が多いので、家の中がビショビショとなるのはもちろん、油分が含まれている薬剤は拭き取るのも大変です。
こういったリスクをはらんでいるためハチアブマグナムジェットを室内で使用することは「控えるように」と注意書きされているのです。
万が一室内で使ってしまった場合、うっかり事故扱いとして保険が下りる場合があります。パソコンが壊れたガラスが割れたなどの保障に対してご加入の火災保険で対応しているかどうか確認してみてくださいね。
こちらには雨漏りで120万円の保険が下りた妹のケースと保険申請の方法についてまとめてあります。
室内で使ってしまった!人体への影響は?
ハチアブマグナムジェットはピレスロイド系の成分が使用された殺虫剤です。
ピレスロイドの殺虫剤は昆虫や爬虫類に対しては毒性を発揮しますが、人間などの哺乳類(犬・猫)に対しては安全性が保障されています。
万が一、家の中で使ってしまった場合でも人への害はないので速やかに換気をして、汚れたところを拭き取ってください。
室内でのハチの対処法①ハチの種類を見極める
■スズメバチ(危険度 ★★★★★):最も警戒しなければならないハチ
スズメバチは毒のカクテルと呼ばれるほどの強力な毒針を持っているので絶対に近づいてはいけません。家の中で見かけたら刺激せず、外に出すことを第一に考えてください。
■アシナガバチ(危険度 ★★★★)
大きめのハチなので出くわすとドキッとしますが、比較的温厚なハチです。ふらふらと揺れるように飛んでいて後ろ足が長いのが特徴。
スズメバチほどではありませんが、刺されると痛みと腫れが続くのでこちらも要注意。
■ ミツバチ(危険度 ★★★)
スズメバチやアシナガバチに比べると危険度は低いものの、毒針を持っているので気をつけなければいけません。
万が一刺された場合は、皮膚に残っているハリと毒袋をピンセットで抜き取ってから治療してください
■クマバチ(クマンバチ)(危険度 ★)
クマバチはまるまるとした黒い体をしており、羽音も大きいので驚かされますが大変おとなしい蜂です。
群れを作らず単独もしくはメスとペアを作りその子供とだけ暮らします。
滅多に刺さず毒も僅かであるため被害はほぼはありません。
室内でのハチの対処法②刺激せず外に出す
ハチは刺激を与えなければむやみに攻撃してきません。家の中でハチを見つけたら第一に考えることは「家の外に追い払う」です。
ハチは明るいところを目指す習性があるので、部屋の明かりを消して窓を開けると外の明るさに導かれて出ていきます。
悲鳴を上げたり手で払ったりすると攻撃をしてくる可能性もありますので、ハチに気づいても落ち着いて静かに対処するようにしてください。
ハチを家の中で見失った時は明暗をはっきり
昼間の場合は電気を消しても外の明るさとの明暗がはっきりしません。そんな時は、窓の片方を開けて残りの半分はカーテンを閉めてしまえば明るいところと暗いところがはっきりするので出ていきやすくなります。
夜、家の中でハチを発見したときも基本は同じ
部屋の明かりを消して昼間と同様窓を開けます。街灯や近隣の灯りがあればそのまま出ていく可能性があります。
家の外が真っ暗なときは、外に懐中電灯を置いたり車のライトをつけると効果的です。
室内でのハチの対処法③殺虫剤は最終手段
殺虫スプレーをまいて追い出す方法もありますが、一発で仕留められなければ攻撃してくる可能性もあります。
殺虫剤を使用する場合は、肌を露出せず白っぽい長袖・長ズボン・手袋を着用してください。あればレインコートなどナイロンのものを着用し万一刺されても針が肌まで達しない状態で挑んでください。
ハチは黒いものを狙ってきます。黒い髪や目を襲ってくる可能性があるので顔を保護し、頭を白い帽子やタオルで覆うようにしてください。
ハチの位置を確認して、1~2メートルほどハチとの距離をキープしてスプレーします。
殺虫剤はピレスロイド系のものであればゴキブリ用のものやアースジェット、キンチョールなどでも構いません。
自分で処理できない時はプロの手を借りる
家の中に入ってきたハチ(特にスズメバチ)が1匹や2匹ではなく、家の軒下や庭に巣を作っている場合、自分でハチを駆除するのはとても危険です。
自分の手に負えないような場合は無理をせず市区町村に相談すれば対応してくれる場合があります。自治体に問い合わせてそのようなサービスを行っているか確認してみてください。
ただ、自治体に依頼する場合、順番待ちとなることが多いので緊急性の高い場合は専門業者に依頼せざるを得ませんね。
気になるのが料金ですが相場はこれくらいです。
ミツバチ・アシナガバチ 8800円~22000円
スズメバチ 11000円~33000円
最初に見積もりを立てて駆除の後も追加料金がない業者さんが安心ですね。
【ハチ110番】なら24時間365日いつでも対応。出張見積もりまで無料で対応してくれますよ。
ちなみにハチアブマグナムジェットはこちらです。
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