外壁塗装のテカテカ・のっぺりは安っぽい?ツヤの調整とのっぺり対策

外壁塗装のテカテカははツヤの調整で回避できます。また、のっぺりとした塗装は立体感のある素材で重厚感をもたせることができます。

外壁のテカテカ・ピカピカは安っぽい?

艶有りのテカテカ・ピカピカした外壁に安っぽさを感じる人が多いようです。ただし、これは主観的な意見である可能性も大きいので、艶のある家とない家を自分の目で見て客観的な印象を確認してみるとよいです。

ツヤは落とせるが寿命も落ちる

もともとツヤのない素材と使った塗料は別ですが、艶のある塗料に添加剤を混ぜてツヤを落としている場合は、保護する成分も薄くなっているので性能が落ちている可能性が高いです。

ツヤを消す添加剤は、ツヤを落とす度合いにより多くなるので、七分ツヤよりも三分ツヤのほうが更に性能が落ちるということになります。

塗料の性能は年々進化しているので、つや消しをしたからと言って極端に保護性能が落ちるということはなくなっていますが、それでも添加剤による影響はあります。

塗りたてのテカテカは2~3年で消える

塗装をしたばかりの外壁はテカテカ、ピカピカでも、その状態は長くは続きません。

外壁は常に雨風や紫外線にさらされているため、毎年少しずつ劣化していくからです。

塗りたてのテカテカ感も次第に馴染んできますし。ツヤに関しては2~3年で消えてしまいます。

外壁ののっぺり感を回避!でこぼこを付ける方法

単純に塗料を塗りつけただけの外壁はのっぺりとして貧相に見えるという場合は、壁に立体感や重厚感を出すために、デコボコのついた素材を選択するという方法があります。
  • リシン吹き付け

アクリルの主材に砂粒(破石配合物)や顔料などを混ぜ合わせたものを、「リシンガン」という専用スプレーガンを用いて壁に吹き付けていく表面仕上げの方法です。仕上がりは、砂壁風のざらついた風合いになり、表面につやが出ることがありません。

デメリット
他の仕上げ方法に比べて耐久性にやや劣り、ひび割れに弱い

 

  • スタッコ吹付け

スタッコはセメントに塗料を混ぜて、さらに大理石などの骨材を混ぜ合わせ、専用スプレーガンで吹付けます。

メリット
耐久性の面ではリシンに比べて強い
リシンに比べてでこぼこが大きめなので、リシンよりも見た目に重厚感がある。
和風・洋風のどちらのタイプにも馴染みやすい

デメリット
リシンよりも厚塗りの凸凹になるので、リシンに比べて汚れが付着しやすい

  • 吹付けタイル仕上げ

顔料、短繊維、合成樹脂エマルション、添加剤などで構成された高粘度の塗材を専用スプレーガンを用いて吹き付けて仕上げます。

メリット
リシンやスタッコのようにザラザラの仕上がりではなく、凸凹があっても滑らかな仕上がりになり、撥水性が高いのが特徴です

 

  • 左官仕上げ

職人がローラー、刷毛、コテなどを使って壁に扇模様や櫛で引っ掻いたような模様付ける方法です。左官仕上げで模様を依頼する時には事前に仕上がりのイメージを提示しておく必要があります。

メリット
他の仕上げ方法よりも外壁の表情が豊かになる。

デメリット
職人の技術によって、仕上がりに差が出る可能性がある。、

まとめ

艶のある塗料や艶のない塗料を選んだり、立体感のあるデコボコ仕上げにする場合、漠然と業者に艶を落としたいとかデコボコの塗装をしたいと伝えるだけではイメージと異なる仕上がりになる恐れもあります。

自分のイメージする外壁を仕上げるために予め自分の目で見ることや、デコボコ仕上げにはどんな種類があるのか知ることが重要なのです。