ゴミ屋敷となった実家の放置は近い将来自分を苦しめることになる

ゴミ屋敷となった実家の放置はリスクが大きいです。

ここでは、あなたがゴミ屋敷を放置しておくことで引き寄せてしまう危ない未来と、ゴミ屋敷の手っ取り早い処分方法をお伝えします。

 

ゴミ屋敷の処分方法について専門家に相談する

 

ゴミ屋敷となった実家の放置が引き寄せる危ない未来

火災が発生し隣近所に迷惑をかけてしまうかも

ゴミ屋敷からは自然発火が発生するリスクがあります。

ゴミ屋敷の中に食用油や美容オイルが紛れ込んでいる場合、酸化して熱を発生させてしまいます。

きれいな環境の中ではたとえ熱が発生したとしても発散されるので発火することはまずありませんが、ゴミ屋敷の中ではこの熱が蓄積されやすいため発火現象が起き、さらに引火物が周辺にたくさんあるわけですからあっという間に燃え上がります。

近隣に延焼・人命に関わる火災となった場合は、損害賠償の責任を負うことにもなるのです。

害虫や害獣の温床となってしまうかも

ゴミ屋敷を放置すると不潔であるためハエやゴキブリなどの害虫が大量発生します。

また、ネズミや野良猫もゴミを目当てに集まってくるので不衛生。さらにフンや死骸どが臭気を周辺に撒き散らすことにもなります。

自治体に通報され罰金や罰則が課せられるかも

ゴミ屋敷の放置を周辺住民が問題視すると自治体に通報が入ります。そうなるとその所有者には罰金や罰則が課せられることになります。

具体的には、自治や行政によって『特定空き家(不適切な状態にあると判断された空き家のこと)』に指定され、修繕や改善するようにという連絡が来るということです。

あなたが所有者としての義務を果たさず、この勧告を無視した場合は、ペナルティとして罰金や罰則、さらには撤去費用などを請求されることにもなります。

なぜゴミ屋敷となった実家を放置するのか?

心理的な理由

■片付けがめんどくさい

ゴミ屋敷の片付けは、はっきりいって面倒くさいです。特に、実家を離れて遠方で暮らしている場合は、日々の生活に追われ「いつかそのうち」と思っている間に何年も放置ということになりかねません。

■実家がなくなるのが寂しい

実家がなくなることで両親が生きていた証まで消滅ししまうことが悲しい。とか、自分の本籍地の住所がなくなることが寂しいといった感情が実家の処分を先延ばしにさせてしまいます。

しかし、ゴミ屋敷になった実家をきれいにして更に管理していくことの費用負担を考えれば、いつかは割り切らなければならないことなのです。

 

経済的な理由

■片付け・解体費用が負担

実家を片付けたり解体するには大きなお金がかかります。地方の実家では売却が難しく、片付けたり解体しても費用だけが負担となるので、そのままにしてしまうという理由です。

■ 更地にしてしまうと固定資産税が6倍になる

たとえゴミ屋敷でもその土地に建っているだけで固定資産税は減免されます。

しかし、これを解体してしまうと固定資産税はぐんと上がってしまいます。そのため売却の見通しが立たない地方の空き家は固定資産税対策のため放置される傾向にあるのです。

 

ゴミ屋敷の放置に警告を与える「空き家対策特別措置法」

固定資産税対策のためにゴミ屋敷を放置していたとしても、特定空き家に指定されれば罰金が課せられ、さらに固定資産税の優遇が受けられなくなるので更地にしたときと同様に6倍にあがります。

 

ゴミ屋敷を手放す手っ取り早い方法

ゴミ屋敷はなるべく早く処分すべきですが、ゴミを処分してから売却するのでは費用も手間もかかります。また、ゴミを片付けてもシミや悪臭が残っていいれば特殊清掃も施さなければなりません。

そこで、ゴミ屋敷を手っ取り早く売却する方法としておすすめなのはそのままの状態で買い取ってもらうことです。

こんなひどい状態のゴミ屋敷買ってもらえるわけがないと思うかもしれませんが、ゴミ屋敷の効果的な運用を得意とする専門業者に依頼すれば相場と変わらない価格での買取も可能です。

ゴミ屋敷の処分に困っている、こんな物件でも金銭に替えられるのならありがたいというのであれば一度専門の買取業者に相談してみましょう。

 

➡ゴミ屋敷の正しい買取について専門業者に相談してみる